石原早智(ふろしきデザイナー)×シャルムグリュン

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石原早智

兵庫県姫路市出身。京都の大学でテキスタイルを学ぶ。在学中は布商品を手作り市やギャラリー&ショップ「kara-S」などに出品、地域づくりプロジェクト「河和田アートキャンプ」や「京都Xキャンプ与謝野」に参加するなど活動を広げる。2015年4月よりふろしきメーカーのデザイナーに就職。

この春からふろしきメーカーのデザイナーとして活躍する石原さんは、学生時代パン屋で働いていたほどのパン好き。数ある京都のパン屋の中から、北区にある「シャルムグリュン」をご紹介してもらいました。

 

“元アルバイト先で出会った方がオープンさせたパン屋さん”

 

石原 シャルムグリュンの店長である梅本さんと知り合ったのは、私が学生のとき。岩倉にある「ブレーメン」というパン屋さんで働いていており、そこでパン職人として働いていたのが梅本さんでした。梅本さんは4年、私は2年間ブレーメンで働いていましたが、働いている期間がかぶったのはたったの4ヶ月。梅本さんが辞めた後に北山に新しいパン屋さんをオープンすると聞き、すぐに駆けつけました。

 

シャルム外観

シャルムパン

(写真上)カエルの看板が目印。店の目の前の自転車置き場にも…!?

(写真下)パンにもカエルが。「チョココルネ」(150円)はチョコレートにあの国民的お菓子がくっついている遊び心のあるサービスも。

 

石原 私のおすすめは、スイ―トチリチキン(270円)、春限定の桜あんぱん(180円)、キャラメルバナナのフレンチトースト(150円)。梅本さんはキャラクターのパンが得意で……あっ、これFacebookページに載っていたやつですか?(新作「3匹のこぶた」(180円)を見つけて) お店のFacebookページで新作ができるまでを紹介しているので、いつも「完成したらお店に行こう!」とチェックしているんです。ブレーメンのパンを梅本さん流でアレンジしているパンも多く、例えばこのスイートチリチキンは春雨入りだったり。どのパンもボリュームがすごくあって、お惣菜系も豊富です!

シャルムかえる

石原 学生時代はよく学校に行く前にお店に寄っていました。いつも梅本さんが「これ食べてみて、あれも、これも……」とたくさんパンをくださるんです。制作の合間に食べて、クラスメイトにもあげていました。

 

“「行動を起こさずして何も起こらず」を学んだ大学4年間”

 

—学生時代はテキスタイルを専攻されていたんですよね。なぜその道を選んだのですか。

 

石原 洋裁が得意な母はいつもミシンを使っていて、親子でお揃いのワンピースなどをつくってくれていました。その影響で幼い頃から素材や柄に興味があり、大学ではデザインを学びたいとイラストコースとテキスタイルコースを両方受けました。その結果テキスタイルコースに受かったのですが、私はイラストで表現するよりもデザインを布に落としこんで作品にする方が向いているのかなと思うので結果的には良かったですね。

 

—学外活動も積極的に行っていたそうですね。

 

石原 はい。最初は京都の手作り市に出店し自分の描いたイラストのポストカードや糸でつくった髪飾りを販売していたのですが、「なんか違うな……」と。大学1年生でテキスタイルの技術を学び、「どれが一番自分に合っているのだろう」と考えたとき、シルクスクリーンだと気づきました。そこからは大学内の画材屋さんでシルクスクリーンを使った作品を出したら好評で。つくっている最中もとても楽しかったんです。それからは布製品ばかりをつくって販売していました。他にも学生が主体で行う地域づくりプロジェクトの「河和田アートキャンプ(http://www.aai-b.jp/ac/)」や「京都Xキャンプ与謝野(http://kyotoxcamp.blogspot.jp/)」に参加したり、東京の美術大学でグループ展を行ったりしました。

 

シャルム作品

京都府北部の与謝野町で学生と地域、行政が取り組む地域づくりプロジェクト「京都Xキャンプ与謝野」で、石原さんは地場産業である丹後ちりめんを若者にも親しみやすいようにするため、丹後ちりめんでお守りをつくるワークショップを企画。

 

石原 中、高校生の頃は人見知りで、人と話すのが苦手な性格でした。大学に入り、色んな人と一緒に活動することで出会いも増え、自分の視野も広がりました。行動を起こさずして何も起こらないということを実感した4年間でした。

 

シャルム風呂敷

石原さんが大学3年生のときに授業で制作したふろしき。

 

“「布にかかわる仕事がしたい」……卒業後はふろしきデザイナーの道へ。”

 

石原 大学3年生から自由制作が始まり、自分の中で「若者が使いやすいポップなデザインのふろしきをつくろう」とテーマを決めました。しかし、ふろしきの包み方を知らず……。調べると、ふろしきの包み方を解説した動画を発見。それが今勤めている会社を知ったきっかけです。将来は布にかかわる仕事をしたいと思ったのがちょうどその頃で、採用情報をこまめにチェックしていました。

 

石原 自社ブランドのデザインを考える場合もありますが、作家さんやデザイナーさんとのコラボレーションで商品をつくることもあります。その場合、作家さんやデザイナーさんの個性と「包んだときにどう見えるか?」を考えながら、商品を作り上げていくのは難しいですが面白い仕事です。コンセプトやデザインを考えたり、配色チップとにらめっこしたりと、入社して間もないですが任せられる仕事も多くやりがいがあります。

 

就職を機に引っ越し、家とシャルムグリュンの距離が近くなったと喜んでいた石原さん。デザイナーという夢を叶え、さらなる活躍に期待です。

 

シャルムグリュン


住所:京都府京都市北区小山西元町32-8

電話番号:075-493-2004

営業時間:7:00~18:00

定休日:毎週月曜日、第2・第4火曜日

URL:https://www.facebook.com/charmegrun

 

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川上 ひろこ

川上 ひろこナポリタン編集長 / ライター

投稿者プロフィール

1992年大阪府摂津市生まれ。京都精華大学在籍。2012年春に同大学を休学し、栃木県益子で環境問題を扱うNPOの元で2ヶ月のあいだ環境保全活動をする。同年夏より、ご縁がありフリーライターとして東京の広告代理店の編集業務を取り扱う部署に常駐。憧れていた雑誌やネットニュースの原稿執筆をする。2014年春より復学し、現在は京都市左京区の「恵文社」から自転車で7分の距離にある家でシェアハウス中。好きな食べ物はチョコミントとパクチー。「ナポリタン」を京都愛あふれるウェブサイトにするため、今日もママチャリに乗ってネタ探し。

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